品質保証体制Quality Control
日産ネジ独自の品質管理システム
1997年のISO9001認証取得以来積み上げてきた各工程における検査体制と検査データ管理システムによる日産ネジ独自の品質保証体制が出荷製品の完全なトレーサビリティを実現しています。
充実した製品検査体制
完成した製品は社内認定を受けた専門の検査員により、目視外観検査・ノギス・マイクロメータなどによる寸法検査・ゲージ検査・鍍金膜厚測定などが実施されます。すべての試験に合格して初めて合格番号を付与され、出荷が承認されます。(試験内容は製品ごとに異なります)

充実した試験設備群
製品の硬度や形状の測定機器から、表面構造や傷を観察する電子顕微鏡、材料分析のためのX線分析装置、振動によるゆるみ試験機など、あらゆる試験設備を揃え、万全の試験体制を構築しています。

油圧式万能試験機
治具を取り替えることで引張・圧縮・曲げ・硬さ試験などができるため、万能試験機と呼ばれています。当社ではボルトの引張試験に活用しています。

卓上形精密万能試験機
マイクロサイズから測定できる最新型の万能試験機です。

エネルギー分散型蛍光X線分析装置
物質にX線を照射すると蛍光X線が放出されます。このX線のエネルギー(波長)や強度を解析することにより物質を構成する元素の種類や含有量を調べる装置です。

デジタルマイクロスコープ
デジタルカメラを搭載した顕微鏡で、観察対象をカラーでモニター上に映し出します。フラットな対象物だけでなく奥行きのある対象物も観察でき、被写界深度も深いため対象物表面に高低差がある場合でもピントが合い全体の把握ができます。

走査電子顕微鏡
走査電子顕微鏡は、物質表面に電子をあて、反射もしくは発生してくる電子を検出します。微小な表面構造をモノクロで鮮明に観察することができ、かつ焦点深度が深い像が得られることから、凹凸の激しい物質表面の構造を拡大して三次元的な画像で観察できます。

ビッカース硬度計
ダイヤモンド製の四角錐の頂点を試験片に押し付け、圧痕の「表面積」で硬さを求めます。

ロックウェル硬度計
圧子を試験片に押し付け、圧痕の「深さ」で硬さを求めます。

画像測定器
通常の検査機器では測定できない首下R、ねじ山形状、ねじピッチ等を測定します。

表面粗さ・輪郭形状測定機
対象物の表面をスタイラスと呼ばれる触針でなぞることで、その輪郭形状や表面粗さを測定・記録する装置です。ねじ山の形状測定などに適しています。

磁粉探傷試験機
磁気により表面や表面近傍の焼き割れを検出します。

鍍金膜厚計
鍍金工程を通った製品はすべて抜取りで膜厚を測定しています。

振動試験機
製品に振動を与え、ねじの緩みを試験します。